近年、ライフスタイルの変化により一日葬を選択するひとが増えています。

一日葬とは、通夜を省略して、一日で告別式や火葬を行う葬儀のことです。

一日葬で参列できる日は一日に限られており、日程によっては焼香だけしか参列できないという場合もあります。

そこで本記事では、一日葬で焼香のみの参列は可能なのか、注意点も併せて解説します。

一日葬で焼香のみ参列するのは許されるのか

一日葬で葬儀に参列せずに、焼香のみで参列するのは問題ありません。

しかし、受付で香典を渡す際に必ず事情を説明する必要があります。

新型コロナ騒動以降、別に焼香台を用意している場合も多くあります。

また焼香に関するマナーは、通常の葬儀と変わりません。

焼香の回数は宗派によって違いがありますが、焼香台の前に説明がある場合はそれに従い、説明がない場合も心を込めて焼香すれば問題ありません。

一日葬で焼香のみ参列する場合の注意点

一日葬で焼香のみ参列する場合でも、香典や服装のルールは一般の葬儀と変わりません。

受付で芳名帳に記帳し、香典を渡すときに焼香のみの参列であると伝えます。

服装も一般の葬儀と同様に、マナーを守るよう注意が必要です。

それぞれの服装マナーは以下の通りです。

• 男性：ブラックスーツと呼ばれる準喪服がふさわしいです。中に着用するシャツは柄のない白色のもの、ネクタイは黒色のものを選びます。靴も装飾のない黒色が適しています。
• 女性：葬儀向けのブラックフォーマルが適しています。派手なアクセサリーは避け、真珠のイヤリングやネックレスに留めましょう。バッグや靴、髪型にも気を配り、派手にならないように注意してください。
• 子ども：制服がある場合は、制服を着用します。制服のない園児や小学生は、黒や紺の落ち着いた色合いの洋服でまとめます。夏場はポロシャツの着用も可能です。

ただし一日葬の当日に参列できないからといって、葬儀前に焼香へ行くことは控えます。

遺族の負担になる可能性があるので、参列できない場合は弔電や香典を用意したり、後日弔問に訪れたりするのがおすすめです。

まとめ

今回は、一日葬で焼香のみ参列するのは許されるのか、注意点も併せて紹介しました。

一日葬でも一般の葬儀と大きな差はありませんが、受付時に「焼香のみで失礼いたします。」とひとこと添えておきましょう。

香典や服装のマナーも、事前に確認しておくと安心です。

一日葬や葬儀の疑問・悩みは、志木斎場・宗岡セレモニーへお気軽にお問い合わせください。