家族葬の参列者の範囲|どこまで呼ぶかを決める基準はある?
近年、家族葬という形式で葬儀を行う方が増えてきています。
その背景には、高齢化によって故人の近親者も高齢となり、参加が難しいことや、喪主の負担を軽減させるために葬儀を簡素化する傾向にあることなどが挙げられます。
ここでは、家族葬について、参列者の範囲をどのようにして決めるべきか、その基準について説明していきます。
家族葬とは
家族葬とは、限られた範囲の参列者だけを呼んで、故人を偲ぶ葬儀のことをいいます。
主に、親族で執り行われることが多いですが、故人が生前特に親しくしていた友人や知人を呼ぶこともあります。
また、家族葬にかかる平均費用は約40万円〜150万円程度であることが多く、一般葬は約150万円〜200万円程度かかることに比べて、費用を抑えることができるというメリットがあります。
家族葬の参列者の範囲について
家族葬を行う際は、どのようにして参列者を限定するのか、決めなくてはならないという問題がしばしば生じます。
特に、故人が生前親しくしていた友人や知人を呼ぶ場合には、故人の人間関係をしっかりと確認することが大切です。
呼ばれた人と呼ばれなかった人との間で角が立つことのないよう、配慮する必要があります。
家族葬の参列者の範囲を決める基準
家族葬は、故人の知り合いであれば誰でも参列できるというものではなく、基本的に、参列の案内を受けた人だけが参列することができます。
そこで、参列者をどのように制限するのかを決める必要があります。
家族葬の参列者を決める基準は、定められておらず、故人や遺族の意向によって変わります。
家族や親等の近い親族に限らず、故人と生前親しくしていた友人や知人を呼ぶことも可能です。
目安の人数は、数名から多くて50名ほどと、かなり規模にも幅があります。
しかし、一般的には2親等以内の親族を中心に執り行われることが多いと言われています。
2親等以内の親族とは、故人の子や両親、孫、兄弟姉妹などを指します。
故人の配偶者やその両親、故人の兄弟姉妹や子・孫の配偶者も参列者に含めるケースが多いようです。
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